2.9 世界最大の宗教行事クンブメーラに行くの巻

「3年に1回の沐浴祭りクンブメーラが2019年の1月末から3月頭まで開催される。世界最大の宗教行事で、期間中に1億人以上の人間が来るらしい。」

そんな話を聞いて行かない人間がいるはずがない。

すぐに夜行バスと飛行機を手配した。

しかもその中でも1,2を争うレベルで重要な日である2月10日が日曜だったので、その週末にロックオン。

クンブメーラは4箇所の聖地が持ち回り制で行い、今回はバラナシの西100kmほどの場所にあるアラハバードで行われる。

つまりアラハバードでクンブメーラが行われるのはだいたい12年に1回ということだ。(厳密には規則正しく持ち回りするわけではなく暦によって会場が決まるため、12年に1回ではない)

金曜の終業後すぐデリーに向かい、夜行バスに乗る。

同僚のたろうちゃんと行ったのだが、まさかのルームシェアでの乗車。幅1mもあるかどうか怪しい。変なインド人とシェアする羽目にならなくてよかった。

12時間ほどでアラハバードに到着。郊外に着いたからかあまり祭り感はない。

しかし市内に向かっていくとテントがずらり！

アラハバードは人口100万人程度の街なので、クンブメーラの間は馬鹿でかいテント村ができるのだ。

クンブメーラ中は車両通行止めの箇所が多く、基本は徒歩かリキシャになる。

アラハバードのリキシャドライバーは観光ズレしてないのか、あまりぼったくって来ようとしないし話しかけてくることすら少ない。

100km東のバラナシとは大違いである。

重要な日の前だからかこのテントのドミトリー(1泊972ルピー)が最安値だった。高すぎるが祭りだから仕方ない。

全然いい飯屋がないので安定のマギで昼飯を済ませる。カップ麺は初めてだったが美味い。

アラハバードはヤムナー川とガンジス川の交わる聖地である。川岸はなぜか砂浜っぽい。

土曜日はヤムナーの南側を散策したが、対岸を見た感じこっちはあまり賑わっていないようだ。

たくさん国旗あるのに日本がなくて悲しい。モディ首相と安倍首相は仲良いはずなのに。

夜も適当に屋台のパコラ(天ぷら)とバーガーで済ませる。

たろうちゃんがデザートにジャレビを食べていたので少しだけもらってみた。

ジャレビは小麦粉の生地を挙げたやつのシロップ漬けである。やはり死ぬほど甘かった。

ヤムナー川にかかる橋がお台場っぽかった。ちなみにこの橋は川を越えても1kmほど続いているため、川岸に行こうとすると相当な周り道を強いられるクソ橋である。

明日は4時起きで8km歩いて沐浴見学に向かうぞい！