24Oダイアリー

旅行の記録

4.16-17 最後のアルメニア観光、そしてイラン入国@タテフ、ゴリス、タブリーズ

4.16

マルシュルートカに乗ってステパナケルトからゴリスへ。宿のおばちゃんが激推ししていたホステルに泊まることにし、そこの旦那さんがゴリスのバス停からタテフまで連れて行ってくれた。往復6000ドラム(1200円)を乗り合わせたベルギー人ドリスと割る形になった。タテフまでは公共交通機関がないのだ。

タテフには「Wings of Tatev」というめちゃくちゃかっこいい名前の世界最長ロープウェイがある。長さ5752m。

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往復7000ドラム。たっけ。しかもチケットを買う際に指定した時間のロープウェイで帰る必要がある。

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ドリスは帰り道はロープウェイを使わず2時間半歩いて戻りヒッチハイクでゴリスに戻る予定だという。強者だ。

ロープウェイ乗り場からの景色がすでに綺麗
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ロープウェイで山を越えていく
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15分ほどでタテフ修道院に到着。シンプルな良い修道院だ。

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俺の好きなハチュカルが並んでいる
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中では賛美歌を歌う男女の声が聞こえ、素晴らしいハーモニーを奏でていた。

 

タテフは修道院そのものよりも修道院と周りの景色が有名なため、30分ほど歩いてビューポイントへ。有名な割に誰もいなかった。

山の中の崖に建つタテフ修道院。夏の晴れた日には最高の景色が見れると思う。今でもすんごい綺麗だけどね。
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ホグワーツっぽい
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帰りもタテフの翼に乗って戻るf:id:ny2401228:20190417024504j:image

 

おっちゃんの車でゴリスの宿に戻りAregak B&Bにチェックインすると、めちゃくちゃフレンドリーなおばちゃんマリエッタが出迎えてくれた。手作りウェルカムケーキとウェルカムティーも出してくれた。

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ガラスは奇岩群と洞窟住居の街である。街のすぐ横に奇妙な岩がたくさん並んでおり、冒険心がくすぐられる。地元の子供たちが近くまで連れて行ってくれた。
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ゴリスは「ハローーーー!ワッツユアネーム!?!?」等と話しかけてくる子どもがとても多い。なぜかは分からないが他の街よりひときわ人懐っこいように思う。

 

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ゴリスは開いているレストランが少なくドラムも中途半端に余りそうだったので、宿で4000ドラムで夜ご飯を食べることにした。

ジェンハローハーツ(ハーブを包んだ薄焼きパン)にピクルスに自家製マッツォーニ(ヨーグルトソース)にトマトピューレにドルマと豪華だ。野菜は全て自家栽培らしく、自家製のジュースとワインまで出てきた。
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間違いなく今までで一番美味しいドルマだった。
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4.17

ゴリスからイランとの国境までは2本か3本マルシュルートカを乗り継ぐ必要があるとネットには書いてあったが、マリエッタがエレバンから国境まで行くミニバンが通ることを教えてくれて12時過ぎに旦那さんが乗り場まで連れて行ってくれた。

 

3時間半ほどひたすら山道を進む。子どもが母親の持つビニール袋に吐いていたが無理もない。しかし車窓からの景色は素晴らしかった。テーブルクロスをくしゃっとしたような感じで山がたくさん並んでいる。

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途中で雪山も通った
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国境に着きイラン入国。川が国境になっているため橋の向こうがイラン、こちら側がアルメニアだ。

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入国審査では簡単な質問のあとビザにスタンプを押された。アメリカとかイスラエル行くときはイランに行ったことないって嘘ついてもいいのかな。スタンプを丁寧に追えばたぶんバレるけど。

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余った6000ドラム(約12ドル)を両替すると結構な札束になった。150万レアル。数字の感覚がおかしくなってしまいそうだ。国境のオフィスの両替所なのに公定レート(1ドル=4万レアル)ではなく闇レート(1ドル=13万レアル)で換えてくれる。

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国境からタブリーズに向かうにはジョルファーを経由する必要があるらしい。ジョルファーまではタクシーで90万レアル。言い値の100万レアルから下げようとしたがタクシーしか交通手段がないからかあまり下がらなかった。といっても60km走って760円くらいと考えるとありがたい話だ。このドル高のせいでイラン人は苦労していると考えると物価が安いといって喜んでばかりもいられないが、、、

ほぼずっと80-130km/hをキープするという爆走により30分ちょっとでジョルファーに到着。ここも途中の景色が綺麗だった。右の川の向こうはアゼルバイジャンの飛び地ナヒチェバンだ。

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昼ごはんを食べていなかったのでハンバーグサンドみたいなやつ(6万レアル)

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腹が満たせたところでタブリーズまでのシェアタクシーに乗り込む。1台85万レアルとのことなので一緒に乗る人を待つことにした。30分ほどで4人揃い出発。130kmを200円足らずで移動できてしまうのか、、、

 

2時間ほどでタブリーズのバスターミナルのようなところで降ろされ市内までタクシーに乗る。地元民にも助けてもらい交渉したところ12万レアルと少し高い気がしたが、公共交通機関もインターネットもないので乗り込んだ。(翌日snapp(イランのUBER)で調べると4万レアルと出てきてショックを受けるのだが)

 

タブリーズ市内にたどり着き安宿街の宿にチェックイン。ベッド以外何もない殺風景な部屋だったが50万レアルでシングルルームだ。

 

小腹が空いたので散策がてら食べ物を探していると美味しそうなスイーツ屋が。

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1個1万6千レアル。14円である。しかもうまい。
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レシートはペルシャ数字で書かれていた。この国ではアラビア数字よりペルシャ数字の方が圧倒的に使われているので覚える必要がありそうだ。
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