4.18 迷宮バザール@タブリーズ
宿を出て朝ごはんを探していると、じゃがいもをふかしている美味しそうな屋台に遭遇した。
ラヴァシュにゆで卵とジャガイモを乗せて5万レアル(40円)。卓上の塩と唐辛子とハーブで味をつけて食べる。素朴な味で美味しい。
タブリーズはイラン西北部の貿易の要衝であり、馬鹿でかいバザールがある。日用品・電化製品・絨毯・食材と何でも売っている。
これがかの有名なペルシャ絨毯か、、、模様の緻密さがすごい、、、
ヨーロッパの絵のような模様の絨毯や額縁に入った絨毯もある
まだ財布に余裕はあるが念のためバザールを出て両替商探し。ぐるぐる歩いていると両替商がわんさかいる通りに出くわした。ここの写真に写っている人のほとんどが両替商である
まだ相場が上がると信じてとりあえず30ドル×13万4千レアルに両替。やはり国境よりレートが良い。
昼ごはんはパスタ(4万レアル)とスープ(6万レアル)。スープにラヴァシュが付いてくるならパスタいらなかったな。
テヘラン行きの夜行バスのチケットを買うため市バスでバスターミナルに向かう。地元民はICカードで乗っているが俺は運転手の言い値で乗ることになった。行きは1万レアル、帰りは5千レアル(おそらくこれが正規価格)、夜行バスに乗るために戻ってきたときが6千レアルだった。1万レアルでも8円だから何てことはない。
テヘラン行きのバスはVIPで55万レアルだった。600km移動して約500円、、、
街中に戻り散策再開。ここはちょっとお洒落な通りだ。
バナナと牛乳のシェイク(5万レアル)。
ところでイランはトマンというめんどくさい単位がある。10レアルが1トマンだ。1つだけ桁を減らす面倒な単位なんてややこしいだけで存在価値がないだろと個人的には思っている。値段交渉の時には基本的にはトマンが使われることが多い。
またこの地域では値段が15000トマンの時は「オンベシ」、11000トマンの時は「オンビル」という単語が聞こえてくることに気がついた。これはペルシャ語ではない。ウズベク語とかトルクメン語とかで聞くやつだ。気になって店の人に聞くとここら辺の人はアゼルバイジャン語を話すらしい。まあここアゼルバイジャン州やしな。アゼルバイジャン語もウズベク語もトルクメン語も同じテュルク語系なので数字の言い方は似ているというわけだ。
続いてチャイをしばく。イランのチャイは砂糖をかじってからチャイを飲み口の中で砂糖を溶かしていくスタイルだ。
歩いているとトランプの看板を発見した。
Trump is like hellと書いてある
この看板の近くにはモスクがある。
地震で崩れたものを修復しているため少し損傷が激しい。
地下鉄に乗りタブリーズの憩いの場エルゴリへ。市内から少し離れのんびりした空気が流れている場所だ。
帰りの地下鉄駅にチケット売り場がなく、ICカードを持ってないため困っているとプラットフォームの係員が「ツーリスト ノーチケット!」と通してくれた。街中を歩いていても「Welcome to Iran!」とか「I hope you will enjoy!」とか声をかけてくれる地元民が多く、イラン人の優しさが感じられる。
夜ご飯はホルモンと野菜の炒め物。少し臭みがあるが美味い。
イランのVIP夜行バスはかなり豪華で快適だ。
思い返すと最後に夜行バスに乗ったのは2月のデリー→アラハバード以来だ、、、座るタイプの夜行バスにいたってはスノウリ→バラナシの年越し以来である、、、