24Oダイアリー

旅行の記録

4.21-22 世界の半分はダテじゃない@イスファハーン

4.21(つづき)

バスターミナルから有名な安宿Amir Kabirに向かいチェックイン。安宿と言ってもドミトリーが80万レアル(730円)とイランの物価の割に高い。

少し休憩したところでまずはイマーム広場へ。ただひたすらに広い。世界の半分と言われたこの都のシンボルなだけある。

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マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー

まず入口のタイルと屋根の美しさに圧倒され

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中に足を踏み入れるとまた全面タイル張りの鮮やかな青に圧倒され
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ホール内ではその広さと装飾の密度・繊細さに圧倒される。
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イマームモスク。でっかい。

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先ほどのモスクと比べるとやや古びた印象だが、華麗な装飾は健在である
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このモスクはドームの色が空にとても映えるが工事中なのが残念。
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もう一つのアーリー・ガープー宮殿は夕日の時間が綺麗そうだったので後で来ることにした。

 

イマーム広場からマスジェデ・ジャーメに向かって伸びるバザールを歩く。
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途中で5人の子どもを連れた女性(マフブー)に出会い、家に泊まりに来ないかと誘われた。話には聞いていたが、こういうことがイランではよくあるらしい。しかし既に宿にチェックインしてしまっていたため、とりあえず夜まで行動を共にすることになった。ちなみにこの家族は英語が話せないので会話はGoogle翻訳とボディーランゲージに頼っている。

今日は第12代イマームの誕生日であるため、盛大に飾り付けた地元のモスクに連れて来られた。ここで彼女の友達で英語が話せる女性ファーティマに出会った。

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なかなかのお祝いムードだ。
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しばらくするとモスクにカーテンが引かれ女性と男性で分かれてお祈りが始まった。何回も立ったり座ったり地面にひれ伏したり何かを唱えたりを繰り返す。

お祈りが終わったところでファーティマの旦那さん(ムツタバ)の車でマフブーらを家に送り、ファーティマとムツタバと3人で街を散策した。モスクの前ではグシフィルというお菓子とドゥクという酸っぱいヨーグルトドリンクを無料で配っていた。
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ファーティマとムツタバが買ってくれたファラフェルサンドを食べながら公園でおしゃべり。インフレがひどく生活が大変らしい。
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去年までは旅行者を無料で泊めてご飯も作ったりしていたらしいが、今年からは安いもののお金をもらわないとやっていけないと話していた。ファラフェルサンドありがとう。

 

4.22

ホステルで無料の朝ごはん。チャイとナンときゅうりとトマトとゆで卵とバター・ジャム類だ。カシャーンでも全く同じ品揃えだったのでこれがイランの安宿のスタンダードなのだろう。しかしイランは野菜も果物も美味しいので悪い気はしない。

まずは昨日行けなかったマスジェデジャーメへ。イスファハン最古のモスクらしい。中庭を囲むように4つの建物が建っている

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どれも実に素晴らしく、イランの建築物のすごさを再確認。
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昼ごはんはビリヤニ。名前はインドの米料理と同じだが、これはナンである。上に乗っているのは柔らかい羊のハンバーグのようなもので、ナンをちぎってこれを乗せて食べていく。28万レアルと安くはないがなかなか美味い。
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食後は人生初のシーシャ。イランはシーシャがいたるところで吸えるんだろうなと思っていたものの意外と見つけるのに苦労した。
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店内はほぼ満員でみんなシーシャを吸っている
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スーっとした冷たい煙が気持ちいい。しかしニコチンが多いのかめっちゃクラクラした
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チャイと一緒に嗜む。べっこう飴のような砂糖をかじったあとチャイを飲んで口の中で溶かすのがイラン流らしい。
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全部合わせて20万レアルだったものの、周りの人の会計を見るに若干ぼったくられた感がないでもない。メニューが読めないから何とも言えないが。

 

(たぶん)ニコチンで少しふらつきながらアルメニア居住区ジョルファーにある教会を訪ねた。

博物館と教会セットで50万レアル。観光地のモスクの入場料が20万レアルであることを考えるとかなり強気な設定だ。アルメニアにある教会で入場料取られたことなかったのに、、、

ファサードやドームにイスラムの影響を感じる

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中は驚きの豪華さだ。アルメニアにある教会とはまるで異なっている。壁の下部はモスクのようなタイルで覆われている。観光客の多さもアルメニアと大きく異なるところだ。
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天井もイスラムの影響を見てとることができる
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博物館の展示物もなかなか面白かった。

聖書の文言を刻んだ髪の毛。髪の毛の20分の1の細さのダイヤモンドペンで書いたらしい。
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世界一小さい本
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凝ったデザインの十字架
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通りがかりにもう一つ教会を見つけたのでin

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イスファハンメトロに乗ってみる。カウンターで適当に5万リアル払ったらお釣りが返ってこなかった。プラットホームにいたイラン人曰く1回7000らしい。ぼったくられたのかカード代なのか勝手に複数回分チャージされたのか分からない。こういう時にペルシャ語ができないともやもやする。
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地下鉄はなかなか綺麗だった
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イマーム広場に戻り昨日行けなかったアーリーガープー宮殿から夕日に染まる広場を見ようじゃないかと息巻いていたのだが、閉まっていた、、、よく見たらイマームモスクもマスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラも閉まっている。昨日祝日だったから振替休日とかかな、、、
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それならばとスィー・オー・セ橋で夕暮れ時を過ごすことにした。活気がありなかなか雰囲気の良い橋である。

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夜ご飯はケンタッキーハウスでフライドチキンとポテト。きちんと揚げたてが出てくるのが嬉しい。
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ここでふと気付いたのだが、アメリカの経済制裁により輸入が非常に難しいはずなのにペプシやコカコーラが普及している。国内生産しているのだろうか。

 

夜行バスの前に夜のイマーム広場へ。ライトアップされた姿も美しい。
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