24Oダイアリー

旅行の記録

4.24 アケメネス朝の威容@ペルセポリス

バスターミナルに向かい、ペルセポリスの起点の街マルヴダシュト行きのミニバスに乗り込む。幸運なことに満員になる手前だったのですぐ出発した。運賃は3万レアル(25円)である。

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1時間足らずでマルヴダシュトに到着。バスで乗り合わせた日本人と2人でsnappを使いペルセポリス行きのタクシーを捕まえた。snappなら6万レアルだが、直接交渉するとおそらくもっとかかるだろう。こいつは寄り道したりなかなかペルセポリスに向かわなかったりとろくな奴じゃなかった。こういう郊外の観光地のタクシードライバーは得てしてクソである。

 

ペルセポリスの入場料もシーラーズの他の観光地と同じく20万レアル。規模と人気度から言ってここはもう少し高くしてもいいのにと思う。安い分にはありがたいから良いのだが。

ここは門からして圧倒的である。2500年前に造られたとは思えない美しさと保存状態だ。
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背後の丘に登ると全体が一望できる。
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展望スポットの背後にも立派なレリーフがある。アルタクセルクセス2世の墓らしい。

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丘を下りまた個々のレリーフを楽しむ。

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ライオンと戦う王。王の力強さを象徴しているらしい
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特に素晴らしいのが階段のレリーフだ。アフリカから西インドまで領土内の各地域からの使者が訪れる様子が描かれている。

 

エチオピアの使者のレリーフ。たしかに髪型とかアフリカ人ぽい感じ
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それぞれ連れている動物や格好が違って面白い。
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ライオンが牛に噛み付いているレリーフは他にも随所に彫られていた。横には楔形文字もある。

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階段を登るとアバダーナ(謁見の間)がある。

高さ19mの柱に支えられた建物だったらしい。

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タチャラ(ダレイオス1世のプライベート宮殿)。f:id:ny2401228:20190426021103j:image
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クセルクセス2世のレリーフ
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タクシーをチャーターしてナグジェ・ラジャブとナグジェ・ロスタムへ。ここはsnappなど捕まらないので交渉になる。この2つをまわってマルヴダシュトまで戻るルートで35万レアル。snappの価格と比べるとぼったくりだが、ぼったくりにしては悪くないところまで下げれたと思う。

 

走り出して早々給油タイム。メーターを見ると1リットル1000トマン(1万レアル)だ。1リットル8円か、、、ミネラルウォーターは1.5リットル2000トマンなので水より安い。
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ナグジェ・ラジャブ。ササン朝時代のレリーフが残っている。ペルセポリスより約800年新しい。

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ナグジェ・ロスタム

アケメネス朝の王墓群である。大きな崖に墓が並んでいる様は壮観だ
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ローマ皇帝の手首を掴むシャープール2世のレリーフ。これはササン朝時代のものだ
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ゾロアスター教の神アフラ=マズダと王のレリーフ。王権神授を表しているのだろう
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30分で戻ると運転手に伝えていたが15分ほどオーバーして戻ると「マネー、フィフティ」と15万レアル上乗せしようとしつこく迫ってきた。自分だって俺らがナグジェ・ラジャブから戻ってきたときに買い物してていなかったくせに。約束通り35万レアルだけ払ったあとシーラーズ行きのバスに乗り込んだ。

 

夜ご飯はチュロウケバブ。長粒種とはいえ久しぶりの米だ。
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バスターミナルに向かう途中で美しいモスクを見つけたので立ち寄ってみた
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21時半のバスでペルシャ湾の港町バンダルアッバースに向かった。