6.16-18 美をめぐる日々@マドリード
6.16
定刻通り6時半にマドリードに到着。少しベンチで眠ってから宿に向かった。今までの国でやっていたようにベンチに寝そべると警備員に怒られた。スペインではダメみたいだ。
駅から宿に行くまでの10分ほどの間に日本食屋を2軒発見。イチコロという名前のラーメン屋と
たこ焼き屋さん。
ここはたこ焼き6個5ユーロと日本食の割には安い気がする。
宿に荷物を置いてから散策に出かけた。
プエルタ・デル・ソル
マヨール広場。真ん中には昔の切手やコインや紙幣を売る店が並んでいる
マヨール広場の横には美味しそうなバラが並ぶ市場があり、昼前から賑わっている。
8年前にイギリスで知り合った中国系スペイン人のダニエルと合流して昼ごはん。ウェールズの大学を卒業しマドリードで働いているらしい。
オレンジジュース
ミニサンドイッチ。具はスペイン風オムレツ、チョリソー、チキンケバブ、味付きチキンだ。どれも1ユーロと安く美味しかった
メインストリートに立つデパートの屋上からマドリードを眺める
公園や広場を散歩した後はダニエルの車でドライブ。レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウやオフィス街のタワーなどが見えた。
マドリードの中心地にはタクシー以外のガソリン車が立入禁止らしく、中心地に入らないギリギリのところで降ろしてもらいソフィア王妃芸術センターへ。学生は15ユーロの入場料が無料になるありがたい場所だ。
ピカソなどのキュビスム絵画やダリなどのシュルレアリスム絵画が多く展示してある。
ダリ
ダリ(なんか見たことある)
ダリ
ダリ(ヒトラーの写真の絵が真ん中に描かれている)
ここの見所は何と言ってもゲルニカである。ゲルニカとゲルニカのためのスケッチ群は撮影禁止だったが、非常に印象深い絵画だった。
閉館まで2時間ほどしかなく時間が足りなかったのでまた来ようと思い宿に帰還。
夜ご飯は節約のために自炊。この前買った買った玉ねぎとパスタを使うぞ。
、、、と思ったらコンロが壊れていた。ソーセージ買い足しちゃったのに。
仕方がないので電子レンジで玉ねぎとウィンナーとトマトを加熱してみた。意外と美味しい。
少し物足りなかったのでスーパーでカップ麺を買いデザートに。
6.17
少しのんびりしてから王宮へ。
王宮の裏手は森が広がっている。首都なのに中心地にこんな土地が余ってて羨ましい。マドリードは高いビルもほとんどなくそういうところからも土地に余裕がありそうだということが感じられる。
王宮は外観はもちろん内装もかなり立派である。
写真かと思ったらでかい絵だった
王宮内は写真撮影が禁止の場所が多かったが、シャンデリアの種類がかなり多様で面白かった。
王宮の隣には大きな教会がある。比較的新しいものっぽい
昼ごはんはMuseo del Jamon(生ハムの博物館)というイカした名前のバルで食べることにした。
スペイン風オムレツとオレンジジュースと
生ハム盛り合わせ。全部で7.5ユーロだったがかなりボリュームがあったので満足。
午後はプラド美術館へ。ここも15ユーロのところが学生は入場が無料と非常にありがたい。
代わりに4ユーロでオーディオガイドをレンタル。
ここはカラヴァッジョ、ベラスケス、ゴヤ、ルーベンスなど16世紀から19世紀初頭の絵画が充実している。非常に広く1日中いられるほどだ。
入館から4時間ほど経ったところで明日がソフィア王妃芸術センターの閉館日であることを思い出したので、適当なところで切り上げてソフィア王妃芸術センターへ。時間的に一部の絵画はオーディオガイドで説明が聴けなかったのが残念だが背に腹は代えられない。
昨日見れなかった絵やゲルニカをもう一度見て閉館ギリギリまで時間を過ごした。
帰りはスーパーで夜ご飯探し。大きなスーパーだったからか寿司コーナーが充実していた。どんな味か少し興味があったが、8年前にイギリスのスーパーで買った寿司が全く美味しくなかった(というかマズかった)のでやめておいた。小さい醤油や箸が入った寿司セットが1ユーロで売っているのが面白い
スペインでは焼きそばも人気なのだろうか
結局スペイン風オムレツを購入。このサイズで1.8ユーロはだいぶ嬉しい。
味もなかなか美味しく満足だ。
6.18
プラド美術館、ソフィア王妃芸術センターと並ぶマドリード三大美術館の一つティッセンボルネミッサ美術館へ。ここは学生でも9ユーロ支払わなければ入れない。昨日の午後が無料入館日だったのをすっかり忘れていた、、、
チケットには特別展も含まれている。現在はバレンシアガとスペイン絵画に関する展示らしい
エルグレコ ・ゴヤ・ベラスケスなどのスペイン画家による絵と、その絵にインスピレーションを受けたような服が並んで展示されていた。
常設展はルネサンス以前のイタリア絵画から年代順に展示室が配置されている。
カラヴァッジョとか(周りのそれまでの絵と比べると革新的だったんだろうなあなどと思う)
ゴッホとか
モネとか
ルノワールとか
レンブラントとか
ジャポニズムの絵とか
セザンヌとか
ゴーギャンとか
シャガールとか
プラド美術館やソフィア王妃芸術センターのように大きな目玉作品は無いが、この2つの美術館と少し守備範囲が異なっている有名画家たちの作品が数多く展示されており面白かった。
美術館を出て歩いているとデモに遭遇。スペインはデモが多い気がする。
昼ごはんはスーパーで買った2.5ユーロのパエリア。可もなく不可もなくという味だった。
午後はまたプラド美術館に出かけ、昨日見れなかった作品や気に入った作品をもう一度鑑賞。
ベラスケスやゴヤももちろん良かったが、個人的にはエルグレコとルーベンスが非常に気に入った。
プラド美術館を出て最後の散策。美術館裏手にあるレティロ公園へ。
かなり広い公園で、色々なところに像が建っている。
なにか分かんないけどめっちゃ立派な建物
夜はもちろんバル。この店はかなりの人気店らしいのだが、その理由は料金システムにある。
ドリンクを1杯頼むと無料で大盛りタパスが付いてくるのだ。2.5ユーロのオレンジジュースをオーダーするとブラヴァ(素揚げのジャガイモにソースをかけたもの)、クリームコロッケ、パンにハムやチーズやベーコンが乗ったものがどっさり出てきた。素晴らしいシステムである。
だいぶ安上がりに済んだのでデザートにハモンイベリコ(黒豚の生ハム)のサンドイッチ。これも2.5ユーロ。
ハモンセラーノ(白豚の生ハム)と比べて味が力強く美味しかった。