4.20-21 聖地と豪邸たち@ゴム、カシャーン
4.20
テヘランを10時ごろに出発してゴムへ。15万レアル(120円)、約2時間半の移動だ。ゴムはシーア派の聖地であり宗教保守派の牙城でありイラン革命の始まりの地である。ここで神学やイスラム法学を学ぶのが一般的らしい。
モスクが集まっている広場はガイドの付き添いがないと入れない。しかしガイド料は無料で英語できちんと説明してくれるいい奴だったのでこの制度にはむしろ感謝したいくらいである。ガイドは聖職者がやってくれる。
広場の中にはいくつかモスクがある。これは10年前とかにできた新しいやつらしい
これは一番古くて500年くらい前のものだったはず(たぶんサファヴィー朝)
これはカジャール朝の時代のモスクのはずだから19世紀とかかな?
ガイドが教えてくれるまで知らなかったが、翌日は第12代イマームであるムンタザルの誕生日らしく、巡礼者がたくさん訪れていた。
1年間にゴムを訪れる巡礼者は2000万人、旅行客は2万人らしい。巡礼者を優先するため旅行客はここのモスクの中には入れないそうだ。この広場は現在も拡張工事の最中で、政府の補助を受けず寄付だけで賄っているらしい。
続いてガイドが教えてくれたジャムカランモスクへ。タクシーで向かったが終盤は渋滞がひどくドライバーに少し申し訳なかった。
ここはムンタザルのために建てられたモスクなので、この2日で一番巡礼者が来るところらしい。とても立派なモスクだ。
中は意外と小さめである
ジャムカランとゴムを繋ぐ道は多くの巡礼者が歩いており、道沿いに並ぶ店は全て無料でご飯やお菓子を提供している。
無料ヘアカットまであった。切りたかったが2時間以上並びそうなペースだったので断念。
シェアタクシーでゴムからカシャーンへ向かう。約2時間で200万レアル。バスよりは高そうだがこの時間はバスが走っていないようだった。南にいくにつれて大地が乾燥していくのがわかる
カシャーンで夜ご飯。今まで食べたピザの中で一番不味くて泣きそうだった。
4.21
まずはフィン庭園。川と木陰が涼しげな庭園だった。
庭園内のハマム(浴場)。
続いては豪邸めぐり。カシャーンにはかつての金持ち商人たちの家が何軒かある。
Tabatabaei house
装飾が凝りすぎなんだよな(褒めてる)
Sultan Amir Ahmed bathhouse
更衣室の凝り具合がえぐい
屋上からは王蟲みたいな屋根がいくつか見える。トビリシと似ている
Borujerdis house。ここが一番気に入った。
とにかくメインの建物の装飾がえげつなかった(褒めてる)
この建物を眺めている時にスペイン人のおっちゃんに話しかけられ、第二外国語のスペイン語を必死に思い出しながら話した。
Abbasid house
いくつかの家がくっついてて迷路みたいだった
宿の近くのモスク。ウズベキスタンぽさがあるけどやっぱ何か違う。
昼過ぎにカシャーンを出ていよいよイスファハンへ向かう、、、(つづく