24Oダイアリー

旅行の記録

5.30 東欧の小パリ@ブカレスト

ブルガリア-ルーマニア国境の出入国はかなりあっさりしたもので、バスに乗り込んできた係員にパスポートを渡してしばらくしたら出入国スタンプが押された状態で返却されるだけだった。眠かったのでバスを降りる必要がないどころか面談もないのがありがたかった。

バスターミナルから3kmくらい歩いてメトロの駅に向かい、駅の中にあったベーカリーで朝ごはん。1.5レウ(40円)と安いが焼きたてで外はサクサク中はふんわりでとても美味しい。

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ブカレストメトロは1回券が買えず2回券は6レウなのだが、8レウ出せば1日パスが買える。乗り放題でこの安さはありがたい。

 

ブカレスト北駅で今夜発のブラショフ行きのチケットを買った後はまたメトロで国民の館へ。

独裁者チャウシェスクが建てさせた世界で2番目に大きい官庁社系の建物らしい。1位はペンタゴンである。
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かなり大きく壮麗な建物である。

ルーマニア革命によるチャウシェスクの処刑時にはまだ7割ほどの完成度だったが、壊すよりも完成させる方が安上がりだったので工事が続けられたらしい。

 

ルーマニアが6月までEUの議長国になった関係で内部見学のガイドツアーの数が非常に限られており、6月いっぱいは予約で埋まっているそうだ。中も相当すごいらしいので見たかった……

 

国民の館の目の前にある、シャンゼリゼ通りよりも広い道路を目指して作られた道を歩いて旧市街へ向かう。シャンゼリゼ通りより数メートル大きいらしい。

やはりブカレストはソフィアよりもだいぶお洒落な雰囲気だ。

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旧市街には教会がいくつか建っている。
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正教会だけあってここもイコンやフレスコ画がたくさんある。
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旧市街はお洒落なカフェやレストランも多い。
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スタヴロポレウス教会。古びているが今まで見たことのない造りで美しい。
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ここもまたフレスコ画がしっかり残っている。
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イコノスタスも立派だ。

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旧市街に綺麗な本屋があるとネットで見たので入ってみた。たしかにめっちゃオシャレで綺麗。
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メトロに乗り春の宮殿へ。チャウシェスクの私邸だ。ガイドツアーでしか入れないが、今日は17時のツアーしか空いていないと言う。電車が18時なので諦めて外観のみ見学。
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春の宮殿の近くには凱旋門がある。
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デリーのインド門を思い出す立派な造りだ。東欧の小パリと言われる所以はこのあたりにあるのだろう。パリ行ったことないからわかんないけど。
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小腹が空いたのでピザパン(3.5レウ)。ブカレストはオシャレな店が多くなかなかローカル食堂が見つからない。
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アテナイ音楽堂。またこれもオシャレで大きくて立派な建物である。自分の語彙力の無さには絶望するしかない。

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国立美術館
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革命広場と旧共産党本部。ここからルーマニア革命が始まったのだ。
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慰霊碑には革命の際に命を落とした人たちの名前が刻まれている

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革命広場では警察のイベントをやっていた。サーチライトの付いたヘリコプターやジープのようなものが展示してあった。
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1時間ほど探し回りようやくローカル食堂を発見した。ムサカとチョルバ・ラダウテアナ(鶏胸肉のスープ)(合わせて19レウ)

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ムサカはひき肉とジャガイモにチーズを乗せてオーブンで焼いたものだ。同じ名前でもトルコもブルガリアもそれぞれ異なっていて面白い。

 

クレツレスク教会。
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ここもまたフレスコ画が立派である
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革命広場に面して立っており、土台部分には革命時の弾痕が残っている。
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博物館の前にあったかっこいい建物

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国立歴史博物館はローマ帝国時代のレリーフがたくさん展示されていた。
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特にローマ帝国の最大版図を実現したトラヤヌス帝のものが多い。
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大主教教会。比較的新しく綺麗な見た目だ。
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しかし少し色褪せたフレスコ画が歴史を感じさせる。
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ブラショフ行きの電車に乗る前に駅の食堂で夜ご飯。サルマーレ(酢漬けキャベツで肉とか野菜とか米を包んで煮込んだやつ)とママリガ(とうもろこし粉のお粥)。サルマーレのスープを吸ったママリガが美味い。
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発車5分前に電車に乗り込むと満員だった。座る場所がない。3時間以上の道のりなのに、、、
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しかし30分もすると人がかなり減り、座ることができた。外はずっと田園風景が続く。
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定刻より少し遅れ21時半にブラショフ駅に到着。ダウンタウンまで行くバスで乗り合わせたアメリカ人のスティーブと良さげな安宿を探しチェックイン。疲れていたのですぐに眠ることができた。