24Oダイアリー

旅行の記録

6.8 ドナウの真珠@ブダペスト

2時に起こされウクライナを出国した。車内に来た係員にパスポートを渡したらスタンプが押されて返ってくる。

その後に税関職員が来てバックパックを開けろと言われる。開けた瞬間、思い直したかのように「タバコと酒は?」って聞かれたのでサブバッグから1箱出して見せたらバックパックの中は見ずに終了。それならやらんでええやん。わざわざ鍵開けたのに。まあ見られた方が時間かかるしめんどいけども。

 

ウクライナハンガリーでは車輪の幅が違うので付け替え作業が必要らしく、ガチャガチャと機械音が聞こえてくる。再び電車が動き出したのは4時前だった。ハンガリーとは時差が1時間あるので3時頃にハンガリー側の国境の駅に到着。

入国もウクライナ出国同様簡単だったが、部屋に税関が来たのでいつも通り寝ながらほいっとパスポートを差し出すと、「なんだその態度は!座れ!(ハンガリー語なので意味はわからないけどたぶんこんな感じ)」と偉そうに怒られた。まあ眠いし深夜とはいえちょっと態度悪かったかなと反省したが、俺にパスポートを返す時は机に投げてきたので撤回。国の入口の人間がその国の第一印象を決めることを分かってほしいものだ。

 

ちなみにここよ荷物検査もカバンを開けた瞬間タバコと酒の有無を聞かれ、答えたら中身は見られないパターンだった。もうちょっとムダを改善してほしい。

 

国境を4時頃出発し、8時半にブダペスト駅に到着。まずは72時間乗り放題券を購入した。4150フォリント(1600円)とはなかなか高い。1回乗るだけでも120円程かかるようだし乗り替えがあると乗り換え権が必要だったり失敗すると高額な罰金を取られる(リヴィウのトラウマが…)ため乗り放題を買うのが無難だ。物価の上昇を感じる。

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ブダペストメトロの1号線はユーラシア大陸で初めて開通した地下鉄らしく、他の路線よりもレトロで良い雰囲気だ。

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宿に荷物を預け散策へ。まずは聖イシュトバーン大聖堂。イシュトバーンはハンガリーの初代国王である。ここには彼の右手が安置されている。
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中は広く厳かで美しい。
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しかし観光客が多すぎる。今まで旅行してきた国とは比べ物にならないくらい人が多い。赤の他人の集合体(要するに人混み)が嫌いなのでとても辛い。バルセロナではどうなってしまうのか、、、

 

マーチャース教会。13世紀半ばの創建から何度も増築を繰り返してきた教会で、ハンガリーの歴代の王の戴冠式もここで行われてきたそうだ。直線的なフォルムと模様が入ったオレンジ屋根が美しい。
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内部も実に壮麗である。オーケストラが演奏を行なっていた。
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色付きのカラフルで写実的な人形が独特だf:id:ny2401228:20190610053138j:image

ステンドグラスも非常に立派である
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2階からの眺め
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教会の鐘楼のドアが開く時間まで少し時間があったので丘の反対側からの景色を眺めに行ってきた。マーチャース教会の目の前からはドナウ川と都会の街が見えるが、こちら側はのどかな田舎町のような風情が漂っている。

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鐘楼からの眺め。ひたすら螺旋階段を登るのはしんどかった。

ドナウ川の向こう岸には国会議事堂が見える
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漁夫の砦。ここからもドナウ川を見下ろすことができる。

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丘を下り対岸から国会議事堂を望む。なんと立派であることか。

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国会議事堂の内部見学ツアーの時間が迫っていたので地下鉄で国会の目の前へ。小腹が空いたのでピザパンを購入。

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近くで見ると迫力がすげえんじゃ

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観光客向けの高い店しか見つからなかったので国会議事堂に入る前に売店でチキンサンドを買い昼ごはんに。
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国会議事堂はツアーに参加すれば入ることができるが3日前にサイトを見たところ英語ツアーがすべて売り切れていたので、残り1枚だったスペイン語ツアーのチケットを購入しておいた。第二外国語だったからね。
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内部はただただ美しいの一言である。金と赤を基調とした豪華ながらも落ち着きのある空間だ。
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ここも人形がちらほらと
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ツアーガイドのスペイン語が流暢すぎて3パーセントも分からなかったが、それでも入る価値はある場所だった。学割使っても1300円くらいするけど。
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続いては恐怖の館。ナチスソ連に振り回されたハンガリーの歴史を垣間見ることができる。

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内部は撮影禁止だったが、主に共産党の弾圧やソ連の介入による被害についてかなりの量の説明プリント(時々英語版のものが切れていたが)や映像によって語られている。負の歴史を展示する場所の割に3000フォリント(1200円)と高額だったり非EUの学生は学割使えなかったりサブバッグも「バックパック(これはバックパックなのか?)はロッカーに預けて」と言われる割にロッカーが少なくて全然空いてなかったりと不満はあるものの、勉強になったのでまあ良しとしよう。

 

夜ご飯はゴンバパプリカーシュ(キノコのパプリカ煮込み)。パプリカはハンガリーで最も重要な食材である。安いとネットで評判の店だったがこれで1000フォリントもするのでウクライナから来た人間からするとつらいものがある。f:id:ny2401228:20190610053625j:image

 

夜景を見にドナウ川に向かう途中でラーメン屋を発見。
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漁夫の砦から一人で夜景鑑賞。周りはセルフィーやら他撮りに忙しい観光客ばかりである。
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夜のマーチャース教会も美しい。
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でもやはり国会議事堂が一番綺麗だ。ブダペストがドナウの真珠と呼ばれるのも分かる気がする。
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鎖橋
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鎖橋にはなぜかライオンの像がたくさんある。こいつは間抜け面に見えるな。

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東京ブダペストビジネスラウンジとやらを発見。ただのレストランのようだがなかなか繁盛していた。
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