6.9 郊外ドライブ@シュカンゼン、ヴェシェグラード、センテンドレ
朝ごはんはウクライナのインスタント麺。お湯を注いで待つだけのタイプの割に麺が美味い。
今日はアグラで1年ちょっと前に知り合ったハンガリー人夫婦がブダペスト周辺を案内してくれることになっていた。ホステルまで迎えにきてくれた彼らの車に乗り込みまずはシュカンゼンへ。
ここは200年くらい前のハンガリーのさまざまな村を再現した野外博物館である。明治村みたいなものだ(愛知県民以外に伝わるのか?)。日曜なので人が多いが、ほぼ全員ハンガリー人である。
のどかで良い田舎といった感じだ。
敷地はかなり広く、エリアごとに色々な異なる雰囲気の家が並んでいる。多くが白川郷のような茅葺き屋根だったのが興味深い。スタッフは民族衣装のようなものを着ているが、それも柄や色が様々だ。
家畜コーナーではハンガリー原産の羊や犬や牛が飼われている。
もふもふの犬。
教会は明日が祝日なので緑で飾り付けられていた。英語の説明が皆無なのでスィラルド(案内してくれた夫婦の旦那の方)が通訳をしてくれた。
ナマハゲみたいなのおる
工芸品も可愛らしいものが多い
200年前に建てられた学校
100年くらい前と比較的新しい家。
園内にはたくさんベリーが生っているのでみんなつまんで食べていた。おれも一ついただく。少し薄いが甘酸っぱくて美味しい。
郷土料理ビルカ・コルポルト(羊のパプリカ煮込み)を無料で配布していたのでいただいた。結婚式で出される料理で、羊を丸ごと一頭(頭も蹄も骨も内臓も)入れるらしい。少し臭みがあったが慣れるとかなり美味しく食べられた。
じゃがいもとパスタのパプリカ煮込みもいただく。これはかなり落ち着く味だった
続いてヴェシェグラード城へ。丘の上にあるため眺めが良い。
中では武器や王冠が展示されていた
リアルな蝋人形
次はセンテンドレ。小さくて可愛らしい街だ。
ブダペストに戻り英雄広場へ。
塔の後ろ側には英雄の像とその人物に関するレリーフが並んでいる。どういう人なのかをスィラルドが説明してくれた。「ハンガリーは昔はとても強くて大きかったんだ。でもハンガリーが最後に戦争に勝ったのは500年前。そこからは負けっぱなしだから領土は小さくなったし国民性もネガティブになっちまったんだ。世界大戦も2回とも味方につく方を間違えちまったぜハハハ」と言っていた。
英雄広場の後ろは広い公園になっており、お城のようなものもある。
夜ご飯はビュッフェ形式のレストランへ。パプリカ煮込みや揚げ物、サラダにスープと豪華だがこれで5ユーロほどだ。(スィラルドがご馳走してくれたので詳しい値段はわからない)
警備員の仕事をしながら(24時間勤務とかもあって大変らしいけど)節約し夫婦で年に何回も旅行に行っているスィラルドのライフスタイルがとても羨ましい。