6.12 ハンガリーの聖地＠エステルゴム、ブダペスト

4時に寒さで目覚めた。日の出1時間前が一番寒いことを今までの経験則で知っている。ブダペスト行きの始発が5時過ぎなのでそれに乗ってブダペストに戻ることにした。

ブダペストに戻ってまいりやした

セントラルマーケット。マーケットには見えないが中は主に観光客で繁盛している市場だ。

ブダペストから電車で1時間のところにあるハンガリーの聖地エステルゴムへ向かう。

駅から30分ちょっと歩き聖堂に到着した。3km離れた駅からも見えるほど大きな建物だ。

表面には絵のような精巧なレリーフが彫られている

チケットを買い中に入るとリストのレリーフが。ここで演奏をしたそうだ

聖堂は非常に広く美しい。

マリアの被昇天

振り向くと大きなパイプオルガンが設置されている

塔に登るとあたりが一望でき、オレンジ屋根と緑のコントラストが鮮やかだった。川の向こうはスロバキアだ。

街に戻りローカル食堂を探すと、賑わっている場所を見つけた。メニューはランチセットの一種類のみ、値段は850フォリント(320円)と安い。これは一種類のみのメニューに心血を注ぎコスト削減と良い味の両方を実現しているに違いない……！

セットの内容はパプリカスープとカツとご飯とサラダ。味は全然良くなかった。良いのは値段だけのようだ……

ブダペストに戻りシナゴーグへ。このシナゴーグは世界で2番目に大きなものらしい。

チケットは学割で3400フォリントと国会議事堂よりも高い。バックパックで入れないらしく、事務所やチケット売り場でも預かれないので荷物預かり所を紹介されたがそこは5ユーロとのこと。チケットを買ってしまっていたのでどうしようか悩んだが、最終的には昨日の朝チェックアウトした宿に置かせてもらうことにした。地下鉄で宿に行き(乗り放題券で良かった)頼んでみると快諾してくれた。本当にありがとうございます。

また地下鉄でシナゴーグに戻り中に入ると、そこは非常に豪奢な聖堂だった。偶像崇拝が禁止のため絵はないが、幾何学模様や六芒星による装飾が随所に見られる。

シナゴーグの横にはユダヤ人墓地があり、ホロコーストの被害者が眠っている。

博物館も併設されている。

こういう精巧なステンドグラスってどうやって作るんやろ

夜ご飯はハンガリーの定番スープであるグヤーシュ(肉と野菜のパプリカスープ)。ほどよくスパイシーで美味しい。

宿にお礼を言って荷物を受け取り空港へ。地下鉄を出るとバス乗り場までの矢印が道路にいくつも買いてあったので分かりやすかった。

残ったコイン800フォリントを空港のスーパーでお菓子に変え、ベンチに横になって就寝。2日連続ベンチで寝るのは初めてな気がする。