7.1 先住民の芸術に触れる@オアハカ、サンマルティンティルカヘテ、サントトマスハリエサ
5時ごろにオアハカに到着したのでしばらくバスターミナルで時間を潰してから宿に向かった。
バスターミナルを出るとメキシコシティとは雰囲気が大きく異なっていた。土や埃や排気ガスやゴミの混ざった匂いはインドやネパールを思い出させる。テンション上がってきたな
朝ごはんはタマレス。具をトウモロコシ粉の生地で包みトウモロコシの葉っぱでくるんだメキシコ風のちまきのようなものだ。
世界遺産にも登録されている歴史地区の街並みはカラフルで美しい。
物欲を刺激してくる土産物屋がずらり
オアハカは美食の街として知られ、色々な名産品がある。オアハカチーズは日本のさけるチーズの原型とも言われるチーズだ。
たしかに味も食感も似ている。しかし味の濃厚さや柔らかさが優れており非常に美味しかった。
昼ごはんはモレ。チョコレートやスパイスが入ったソースの煮込みだ。優しいスパイスが効いておりチョコレートが嫌いな俺でも美味しく食べられた。
タマリンドのジュースも付いてきた。あっさりした甘さで美味しい。
午後はオアハカ近郊の先住民の村へ。オアハカ州はメキシコの中で最も先住民の割合が高い。
バスで1時間ほど行ったところで降りるとド田舎だった。ここから村へ1kmほど歩く。
良い後ろ姿のおっちゃん
サンマルティンティルカヘテ村はアレブリヘという鮮やかな色を付けた動物の木彫りが名産品だ。アレブリヘの工房や店がずらりと並んでいる
素晴らしい色遣い…でかいやつほしい…
サンマルティンティルカヘテの工房巡りのあとはお隣のサントトマスハリエサ村へ。隣といっても3kmくらい歩く。
この村は腰織りが名産品だ。
中央広場のようなところにはちょっとした織物市場のようなものがある
幾何学模様が良いな〜〜欲しいな〜〜
おやつにトスターダ。パリパリのトルティーヤに具を乗せたものだ。おやつにぴったり。
オアハカへの帰りはコレクティーボ(乗合タクシー)を利用した。バスと5ペソしか変わらない。前の座先は3人で座るのが一般的なようだ
オアハカを歩いているとメスカルというメキシコの地酒の試飲をさせてくれた。アルコールの味が苦手なので普通のメスカルはあまり好きではなかったが、パイン味やマンゴー味、ココナッツ味にナッツ味など味付きの酒はめちゃくちゃ美味しかった。
メスカルの原材料であるリュウゼツランに付く芋虫を揚げたもの。つまみらしい。
サルデグサール(すりつぶした芋虫とチリパウダーと塩を混ぜたやつ)。オレンジにふりかけて食べるらしいので頂いてみたがオレンジはそのまま食べた方が美味しいと思った。
市場ではチャプリネスという食用バッタも売っている。人気なようでいろいろなところにあった。おばちゃんに「日本人は犬を食べるかい?」と聞かれたのではっきり否定しておいた。イナゴは食べるよ。
夜ご飯はトラユダ。でっかいトルティーヤに具を乗せたオアハカ風ピザだ。ボリュームがあり美味しい。
乗ってたオアハカチーズが完全にさけるチーズの見た目だった