24Oダイアリー

旅行の記録

7.8-9 社会主義国の風@ハバナ

7.8

ついに帰国前最後の国ハバナへ向かう。カンクンから55分とあっという間のフライトだった。

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まずは資金調達。キューバでは兌換ペソ(CUC)と人民ペソ(モネダ)の二重貨幣制度になっている。外貨と直接両替できるのはCUCのみであり、1CUC=1ドルとなる。ATMは3%の手数料が取られるが、それでもこの方法が最安だ。ちなみにドルを両替屋で両替すると10%の手数料が取られる。反米って感じだな。
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とりあえずATMでお金をおろし、そのうち3CUCだけ人民ペソに替えた。CUCからの両替は1CUC=24ペソの固定レートだ。CUCに比べだいぶお札が汚い。こんにちはチェ・ゲバラ

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空港を出ると博物館でしか見たことのないようなクラシックカーがブンブン走っている。タクシーもある(普通のタクシーより高いらしい)が一般人の普段使い用らしきボロボロのものも多い。

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空港から3km歩いてバス停へ。タクシーは25ドルほどかかるらしいがバスならなんと0.4ペソである。20km移動して2円を切るとは。お釣りがもらえないので1ペソかかったがそれでも安い。常に満員なので大変だが……

 

途中で長距離バスターミナルの近くを通ったのでチケットを買うために下車。20分歩いてたどり着いたが数ヶ月前に移転したらしい。なんということだ。

 

再びローカルバスでターミナルに到着した。30人ほどが並んでいる。仕事が遅いので1時間は待つとネットには書いてあったが、結局3時間待つ羽目になった。2つカウンターがあるにもかかわらずである。理解に苦しむ。先月ならオンラインで購入できたのでそうしておくべきだった……

やっと自分の番になり目当てのチケットを購入した。よく言えばフレンドリーなスタッフで、12日のチケットをくれと言えば「12って漢字でこうやって書くんでしょ」と呑気に言い、14日と言えば十四と書いてドヤ顔をしてくる。そんなことしてないで仕事してくれ。

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バスターミナル内はプロパガンダっぽい大きな壁画があった

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中国と仲が良いらしくバスやゴミ箱に中国語が書いてあることがある。
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カストロゲバラの絵がキューバらしい
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先述したようにキューバには2つの貨幣があるが、ペソで買えるものはめちゃくちゃ安い。輸入品などはCUCでの購入になり欧米並みの価格と物価の差が極端だ。

 

ジューススタンドのマンゴーシェイクは4ペソ(18円)。ミネラルウォーターは安くて1.5L1CUC(110円)なのでフレッシュジュースの方が圧倒的にコスパがいい。

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ペソ払いの店はどこもがらんとしていて品揃えが非常に悪く、ショーウィンドウはスカスカだ。モノ不足を感じさせる
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一方輸入品スーパーは商品がずらりと並んでいる。しかしあまり多様性がなく選択肢は少なそうだ。

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価格はペソとCUCの両方で表示してある。どちらで払ってもほとんど価格に差はない。
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キューバではカサという民泊が一般的である。日本人に人気という安宿シオマラの家は朝ごはん付きで1泊10CUC。ちなみに8割は税金で持っていかれるらしい。脱税とか簡単そうだけどどうなんだろう。

キューバは1時間1CUC払わないとWi-Fiが使えないので旅人同士の情報交換が非常に重要である。普段は日本人宿にはほとんど泊まらないが、こういう宿には情報ノートや地球の歩き方が置いてありありがたい。

 

キューバWi-Fiを使うためには店で専用のカードを買い、そこに書いてあるIDとパスワードを入力してログインする必要がある。Wi-Fiは基本的には公園や広場に飛んでいるので、スマホを覗き込んでいる人がたくさんいるとWi-Fiが飛んでいる場所だというのがわかる。

 

ペソ払いの店でオムレツサンド。6ペソと安い分めちゃくちゃシンプルだ。
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粉末を溶かしたリフレスコというジュースもいろんなところで売っている。一杯2ペソ程度。
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ハバナもカラフルでコロニアルな街並みが綺麗である
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中華街なんかもあったり
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夜ご飯はピザ(12モネダ)。焼きたてで安いし美味い。

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7.9

まずは革命博物館へ。カストロチェ・ゲバラなどの所有物や革命に関する資料が展示してある。

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革命以前まで大統領官邸だった建物だけあり内装も豪華だ
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建物の目の前の敷地には乗り物類がずらりと並んでいる。カストロ達がキューバまで乗ってきたグランマ号はガラスで囲われ厳重に警備されていた

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旧市街を散策。観光地化したような雰囲気で、観光客と観光客目当ての店や物売りが多い。観光客狙いのクラシックカーもたくさん停まっていた

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せっかく世界最高級の葉巻を作るキューバに来たので葉巻ショップでブランド物の安物を購入。細い安物の葉巻5本入で3.5CUCだった。

 

おやつに飲むヨーグルト(5ペソ)。濃厚で美味しい。下には砂糖がぎっしり敷き詰められている

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ミックスフルーツシェイク(5モネダ)。キューバは蒸し暑く非常に喉が乾くので安いシェイクやヨーグルトやジュースが色々なところで売られているのがありがたい。

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フライドチキンご飯も売っていたが、昼ごはん用に目当ての店があったので我慢
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こ昼ごはんは宿で会った人にオススメされた人民食堂。35モネダで豚の角煮が食べられる。美味しかったがご飯の量が尋常ではなく多かった。

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おつりでレアな3ペソ硬貨をゲット。人民ペソ硬貨には「Patrio o muerte(祖国か死か)」と書かれているが、チェゲバラの肖像と一緒に書かれているとその響きは格別である

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今年でキューバ革命成功から60年なのでポスターがいろんなところに貼られている
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午後は国会議事堂へ。10CUCのガイドツアーでしか入ることが出来ない。外観はアメリカの国会議事堂に似ている

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入口にある像は東大寺の大仏、アメリカのリンカーンに次いで室内にある像の中では世界3位の大きさらしい。工事中なのが残念。

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回廊も天井も立派である
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床には大きなダイヤモンドがはめ込まれていたらしいが、盗難防止のために今はレプリカらしい。
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議場はこんな感じ
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革命前の大統領(名前は忘れたがバティスタより前の大統領のはず)が描かれたレリーフは革命後に顔を潰されていた
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プンタ要塞。質素だが大砲がたくさん並んでいた

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バスで海中道路を通り対岸のモロ要塞へ。天気は残念だったがハバナ市街が綺麗に見える。f:id:ny2401228:20190718080857j:image

 

せっかくキューバに来たのでコーヒーは苦手だが1杯だけチャレンジすることにした。1ペソとめちゃくちゃ安い。飲んでみてその旨味に驚いた。確かに苦いがそれが気にならないくらい美味しい。砂糖が多めなおかげかもしれない。f:id:ny2401228:20190718080822j:image

 

夜は宿で同室の日本人3人でお出かけ。

昨日と同じところでピザを食べた後、革命広場のチェゲバラとカミーロの肖像を見に行った。夜はライトアップされていて綺麗だ。

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夜の劇場もライトアップされていて綺麗だった。ちなみに隣の国会議事堂は全くライトアップされていない
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そのあとはバーへ。途中でヘミングウェイ御用達だったバーがあったので覗いてみた。ここはいつも満員だ。看板にはヘミングウェイのサインや「ヘミングウェイのお気に入り」と宣伝文句が並んでいる。

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ヘミングウェイ像も少しだけ見えたf:id:ny2401228:20190718080912j:image

 

「ヘイジャパン!」と声が聞こえたので振り向くと日本提供のゴミ収集車のおっちゃんが手を振っていた

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同行者が他の旅行者から勧められたというバーでマンゴーダイキリ(6.6CUC)をオーダー。キューバといえばラム酒・モヒート・ダイキリ・ピニャコラーダが有名である。f:id:ny2401228:20190718080829j:image

めちゃくちゃ飲みやすくて美味しい。度数が高いのに飲みやすすぎてついつい飲みすぎてしまい、帰る頃には頭痛と倦怠感がすごかった。まあ半分くらいしか飲めてないけど……

一緒にいた2人からモヒートとピニャコラーダももらったがその2つも美味しかった。

 

 

 

 

 

7.7 ピラミッドを見に行こう@バリャドリード、チチェンイッツァ、カンクン

6時半に起きて急いでカナダのインスタント麺を使って頬張る。昨日のメキシコのやつより断然美味い。

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宿に迎えにきたバンでチチェンイッツァツアーの集合場所に向かった。チチェンイッツァは自力で行くとかなり面倒で、ツアーに参加したほうが楽かつ安いのだ。

集合してからはツアーデスクのようなところでひたすら待機。20分くらい待たされたあと「3分後にはバス乗ります」って英語とスペイン語で5回くらい言ってたのに更に20分くらい待たされた。こういう時にいつも思うんだけど、下手なこと言って期待させないほうがいいと思うんだよな…

 

2時間ほどでバリャドリードに到着。オアハカのようなカラフルで美しい街だ。
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ここにはアメリカ大陸で最も古い教会がある。
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おやつに豆を購入。
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バリャドリードには25分ほど滞在したあと次の場所へ。ランチの前に謎のシャーマンが現れて儀式をし始めた。たぶん観光シャーマンってやつだな。ただお金はチップを含め全く取ってなかったので収入源が気になるところである
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シャーマンのあとは土産物屋でランチまで待機。マヤのカレンダーの色合いがめっちゃ良い。ただ広い店レストランでたくさん席空いてるのに何で待たなあかんねん。
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売店の豆は10ペソという表記が黒塗りにされていた。戦後の教科書かよ。いくらで売るつもりだよ。
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ランチはビュッフェ形式だ。豪華とは言えず味も普通だが、ツアー代金に含まれているのでここぞとばかりにお腹を満たす
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そしてようやくチチェンイッツァへ。到着した頃には何やかんやで15時半をまわっていた。2時間滞在なので17時半にバスに集合だ。チケットは480ペソ(2700円)とかなり高い。ツアー代金に含まれてるからいいけどティオティワカンとかパレンケの6倍以上だぞ、正気か?

ピラミッド。今まで見たどのピラミッドよりも洗練された印象だ。世界七不思議の1つらしい。手を叩くと上の神殿からクワックワッと反響が返ってくるのであちこちで手を叩いている
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球技場。ここで球技をして勝ったチームのキャプテンが生贄に捧げられる。生贄になることは栄誉なのだ。壁による音響効果が素晴らしく、大きな音は綺麗に反響していた
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ドクロのレリーフ
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生贄の心臓を食べる鷲とジャガー

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チャックモール。真ん中の像の上に生贄の心臓を捧げていたそうだ
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チチェンイッツァは17時閉園らしく、16時半にはピラミッド以外のエリアが立ち入れなくなっていた。そんなんじゃ滞在時間2時間あっても意味ないやん。ツアー側はどんな時間設定しとんねん。

 

チチェンイッツァの外側のレストランのテレビでコパアメリカ決勝をやっていた。ブラジルおめでとう
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セノーテ。大きな井戸のような形になっている
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10時ごろに宿に着き、昨日と同じ屋台村で残りペソを使い果たすべく夜ご飯。ワラチェ(分厚いトルティーヤに具を乗せたやつ)とオルチャタと
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エンパナーダ(小麦粉の生地で具を包んで揚げたやつ)。どれも美味しい。
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明日朝8時の飛行機でキューバに向かうため空港泊。

7/5-6 光のカーテン、ウミガメ、そして海藻@トゥルム、カンクン

7/5

カンクンからバスかコレクティーボでトゥルムに向かうつもりだったが、乗っている夜行バスがトゥルムで停車したのでバスを降りた。時間とお金が節約できた。

宿で自転車を借りてグランセノーテへ向かう。ブレーキが付いておらずどうすればよいのか分からなかったが、ペダルを逆に回せば止まることに気がついた。最初の何回かは靴で地面をガガガってやって止まってたよ……危なかったよ…

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トゥルムの街はほどよくリゾート感がある
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グランセノーテは朝に行って泳ぐと光のカーテンが見えると人気かつ有名な泉だ。外から見ても透明度がえげつない。
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イッテQで紹介された場所らしく何組も日本人のツアー客が来ていた。

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80ペソ(440円)と高かったがシュノーケルを借りて泉に入る。宿の30ペソのシュノーケルを借りたかったのにまともなやつが在庫切れらしい、、、まず入場料で180ペソ取られとるんやぞこっちは、、、

泉の中では恐ろしいまでに透き通った景色と光のカーテンを見ることができた。拾い画だが本当にこんな感じである。カメや魚もたくさん泳いでいた。
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2時間ほど楽しんだ後は芝生で日向ぼっこをしながら体を乾かす
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朝ごはんを忘れていたので昨日買ったお菓子を食べる。
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毒々しい赤色だが、意外と普通の穏やかな唐辛子味だった。ちなみに付録にドラゴンボールのプラスチックチップみたいなのが入っていた
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昼ごはんは揚げタコス。
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午後はウミガメのいるアクマルビーチへ。カリブの青が美しい。
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無料でビーチに入ることができ、ライフジャケット(100ペソ)を借りればウミガメが見えるエリアまで泳いでいくことができると2年前くらいの記事には書かれていたが、最近いろいろ変わったらしい。

まず入場で100ペソかかる上に、ウミガメが見れるエリアはシュノーケリングツアー(25ドル)の参加者でないと行けなくなってしまったようだ。渋すぎる……

熟慮の末、思い切って95ドルのスキューバダイビングをすることにした。3回目だがライセンスを持っていないので講習からスタート。けっこう丁寧に教えてくれる。

1時間半ほど座学と浅瀬でのトレーニングを終え、ボートで沖合に出て潜った。しかし一人のアメリカ人女性がなかなか下まで降りていくことができず、15分ほど10m地点くらいのところで待たされた。はっきり言ってめちゃくちゃトロい。5mほど下に見えるサンゴ礁を眺めながらひたすら待つ。

やっっっっとこちらのいるところまでインストラクターと降りてきて遊泳スタート。サンゴ礁や波打つイソギンチャク、そこに群れる魚など水族館のようだ。10年ぶりくらいなのでとても楽しい。グランセノーテの後なので水が濁ってるなあなどと思ってしまったが、普通に数10m先まで見えるので透明度は高いはずだ。

途中でエイを見つけてテンションが上がった。しかし肝心のウミガメがなかなか見つからず焦っていたものの、酸素が減りもうすぐダイビングが終わるというタイミングで一匹寄ってきた。長い時間は見られなかったが、悠々と泳ぐ姿は実に印象的だった。

 

アクマルからコレクティーボでトゥルムに帰還。夜ご飯は宿の人おすすめのローカルレストランでフラウタ。トルティーヤで具を巻いて揚げた春巻きのようなものだ。パリパリで美味しい。
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オルチャタのカップを頼んだらすごい量が出てきた。やっぱこれ美味いわ。f:id:ny2401228:20190707121044j:image

大きめのスーパーを見かけたので物色しているとマルちゃん正麺を発見。4ペソとめっちゃ頑張った価格だ。消費する当てもないのにとりあえず3個購入してしまった。今までメキシコのインスタント麺は日清しか見ていなかったがマルちゃんもあるんやな…

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7.6

午前はトゥルム遺跡へ。コレクティーボを降りてからもしばらく歩くが、道中で大量のイグアナに遭遇した。

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ここもマヤ遺跡である
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カリブ海の絶壁にそびえる好立地な遺跡だ。下のビーチでは泳げるらしい。
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しかしよく見ると波打ち際は海藻でびっしり埋め尽くされている……
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なんということだ……
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トゥルムに戻って荷物をピックアップしカンクンへ向かう。コレクティーボをプラヤデルカルメンで乗り換え。ついでに昼ごはんに屋台でゴルディタを購入した。ゴルディタとはおデブちゃんという意味らしく、その名にふさわしく分厚い揚げトルティーヤの中に具が入ったボリューミーな料理だ。体に悪い食べ物は美味しいなあ……
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プラヤデルカルメンから1時間ほどで宿に到着。おやつに昨日買ったマルちゃんを食べてみた。ちょっと麺がインスタント臭すぎるな…
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カンクンは20km以上にわたってビーチが続き、そのほとんどはホテル宿泊者用のものだ。しかしいくつかパブリックビーチがあるのでそこに向かうことにした。

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リゾート感がすごい
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パブリックビーチ。めっっっっちゃ綺麗!!!!
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……と思いきや海藻がすごいのよ………
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見渡す限りの藻
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砂浜でのんびり座ってくつろぐ。

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実際は砂ではなく砕けたサンゴなのでめちゃくちゃ手触りが良い。
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ホテルゾーンでセブンイレブン発見
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ホテルゾーンなんかで飯を食えるわけがないので、宿の近くの公園の屋台村へ。
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ケサディーヤと
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バナナのリクアド(シェイク)。目の前でミキサーにかけてくれるので冷たくてフレッシュで美味しい。
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7.4 マヤ文明との遭遇@パレンケ

6時ごろにヴィリャエルモサに着き、8時発のバスに乗り換えパレンケには10時ごろに到着した。めちゃくちゃ蒸し暑い。今までとは温度も湿度も大違いだ。

とりあえず朝ごはんのタコス

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パレンケにはパレンケ遺跡というマヤ文明の遺跡がある。ジャングルを抜け遺跡の敷地内に入るとピラミッドが並んでいる。ここから王の石棺が見つかったそうだ(石棺の実物は見れない)
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ピラミッド内部はこんな感じ。じめじめしており空気も生ぬるく少し不気味だ
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宮殿。通路が入り組んでいて複雑な作りになっている。増改築を繰り返したかららしい。
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ところどころ当時のレリーフが残っている。
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なんかメキシコの古代文明レリーフって不気味なんだよな…
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マヤ文字は複雑な絵のようでヒエログリフを思い出す。エジプト行ったことないけど。
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いくつもピラミッド型の神殿があり、それぞれと頂上の神殿にはレリーフが残っていた。
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小さな博物館もあり、これまたレリーフや仮面などが展示されている

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街中に戻り、パレンケの街を散策。小さな街なのですぐに見て回ることができる。

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蒸し暑すぎるのでオルチャタ(米・アーモンド・砂糖・蜂蜜などを混ぜて作ったジュース)を購入。優しい甘さでめちゃくちゃ旨い。
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夜ご飯はブリトー。皮が柔らかくトルティーヤとは少し違うのが新鮮だった。
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また夜行バスに乗り、メキシコの最終目的地カンクンへ向かう。

7.3 市場で爆買い@オアハカ

朝ごはんはタコス。小さく切ったトンカツのようなものと米が入っている。

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タコス屋をはしごしてもう1軒。目の前で肉焼いてて期待できそうだ。
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……と思っていたらオーダーした後に店主が何も言わずにふらっと出ていき戻ってこない。10分以上待ったが一向に戻る気配がないため立ち去った。

 

というわけで本日2軒目はこちら。鶏肉の煮込みとホルモンの煮込みの2種類のタコスを注文。丸太のまな板で切ってるのもいいね
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これがめっっっちゃ美味かった。ちょっとタレを付けてから焼いたパリパリのトルティーヤと程よくチョップされ食感の良い肉が最高だ。今のところベストタコスである
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モンテアルバン遺跡に行くためバス乗り場へ。公共交通手段はないためモンテアルバン専用のバスが旅行会社から出ている。しかし旅行会社のおばちゃんが今日は閉まってるというようなことを言いはじめ諦めた。グーグルマップには営業中ってあるけどな。

 

おやつにチュロス
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オアハカ最大の市場であるアバストス市場を散策。日用品やおもちゃや服の店がずらりと並んでいる。
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メキシコではちょくちょくプロレスの広告が貼られている。必ず覆面レスラーが大きく載っているのがメキシコっぽい
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ソカロ周辺のお土産屋さんで土産物を物色。黒い陶器は近くの村の名産品だ。
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Fuck Trump
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昼ごはんはローストチキン。
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甘辛くスパイシーな鳥がとても美味しい。付け合わせとも合うし卓上のトルティーヤで巻いても旨い。
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17時のバスに備えバスターミナルへ。このかわいらしい街並みともおさらばだ。
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バスターミナルにて。「味」って書いてあるけど何味なんだ。
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バスは1日1本の1等バスしかなかったため少し値が張るがその分ちゃんとしている。ここから13時間の移動だ。
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7.2 トラックで山奥へ@オアハカ、ミトラ、イエルベエルアグア

朝ごはんはハモンのサンドイッチ。朝はサンドイッチの屋台がたくさん出ている。

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昼ごはんがいつ食べられるか読めなかったので屋台をはしごしてタマレスのサンドイッチも
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中身はモレロホ(赤モレ)なので辛いが美味しかった。

 

バス乗り場へ向かう途中で野球場を発見。先週は試合が行われていたようだ。久しぶりに野球場を見て感動。
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バスで1時間ほどかけてミトラに到着した。ここからはトラックの荷台に乗ってイエルベエルアグアまで向かう。

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満員になるまで出発しないので30分以上待ったが、俺より先に来た人たちは最長で2時間くらい待っていたらしい。

 

山道を登ること1時間。スピードが出せないように道路に盛り上がった帯(あれなんて言うんだろう)があったりそもそも悪路だったりと距離の割に時間がかかる。しかしトラックから見る景色と風は格別だ。
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帰りも満員になるまで出発しないのでみんな3時間後に戻ってきてねとドライバーに言われひとまず解散。

イエルベエルアグアは山の上にある天然プールだ。正直パムッカレを見てしまった人間にとっては物足りない…
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山の景色はめっちゃ綺麗
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長い年月をかけて石化した滝もすごい
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40分ほどかけてトレッキングコースを歩けば近くまで寄ることができる。夥しい数のつらら状の鍾乳石のようなものが吊り下がっている
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昼ごはんはトラユダ。山奥の観光客向けっぽい屋台が並んでる場所の割に50ペソとオアハカ市内と変わらない。

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ミトラへ戻るトラックではイスラエル人(見た目はジャマイカとかそこらへんの人っぽかったけど)と乗り合わせた。「ワンピース最高だよな、そういえば日本のトイレはボタン押したら水が出てきてケツ洗ってくれるってマジか?クレイジーだぜ」と言っていた。確かにウォシュレットを外国で見たことがない。

 

ミトラに到着後はミトラ遺跡へ。ここは石によるモザイク模様が美しい。

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先住民の織物にも使われているような模様がたくさんある。
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オアハカに戻りコレクティーボでエルトゥーレへ。幹回りが世界最大の木らしい。f:id:ny2401228:20190703220846j:image

 

何本もの木がくっついてるんじゃないかってくらいぐねぐねしててでかい
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幹回り58mらしい
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横にはちょっとした教会もある
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日本語の祈りの言葉も
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お腹が空いたのでドーナツを購入。程よい甘さでおいしい。
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コレクティーボは前部座席にも3人乗るのが普通なのだが、真ん中になるとギアが邪魔でめちゃくちゃ狭い。助手席に乗ってきた人が太っている場合は地獄である
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オアハカに戻ってサントドミンゴ教会へ。めちゃくちゃ豪華で綺麗だったがセレモニー中でこれ以上は先に進めなかった。

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センスあるグラフィティ発見
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夜ご飯はモレアマリジャス。カレーのような感じで食べやすい。
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7.1 先住民の芸術に触れる@オアハカ、サンマルティンティルカヘテ、サントトマスハリエサ

5時ごろにオアハカに到着したのでしばらくバスターミナルで時間を潰してから宿に向かった。

バスターミナルを出るとメキシコシティとは雰囲気が大きく異なっていた。土や埃や排気ガスやゴミの混ざった匂いはインドやネパールを思い出させる。テンション上がってきたな

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朝ごはんはタマレス。具をトウモロコシ粉の生地で包みトウモロコシの葉っぱでくるんだメキシコ風のちまきのようなものだ。
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世界遺産にも登録されている歴史地区の街並みはカラフルで美しい。
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物欲を刺激してくる土産物屋がずらり
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オアハカは美食の街として知られ、色々な名産品がある。オアハカチーズは日本のさけるチーズの原型とも言われるチーズだ。
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たしかに味も食感も似ている。しかし味の濃厚さや柔らかさが優れており非常に美味しかった。

 

昼ごはんはモレ。チョコレートやスパイスが入ったソースの煮込みだ。優しいスパイスが効いておりチョコレートが嫌いな俺でも美味しく食べられた。
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タマリンドのジュースも付いてきた。あっさりした甘さで美味しい。
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午後はオアハカ近郊の先住民の村へ。オアハカ州はメキシコの中で最も先住民の割合が高い。

バスで1時間ほど行ったところで降りるとド田舎だった。ここから村へ1kmほど歩く。

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良い後ろ姿のおっちゃん
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サンマルティンティルカヘテ村はアレブリヘという鮮やかな色を付けた動物の木彫りが名産品だ。アレブリヘの工房や店がずらりと並んでいる
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素晴らしい色遣い…でかいやつほしい…
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サンマルティンティルカヘテの工房巡りのあとはお隣のサントトマスハリエサ村へ。隣といっても3kmくらい歩く。
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この村は腰織りが名産品だ。
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中央広場のようなところにはちょっとした織物市場のようなものがある
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幾何学模様が良いな〜〜欲しいな〜〜
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おやつにトスターダ。パリパリのトルティーヤに具を乗せたものだ。おやつにぴったり。

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オアハカへの帰りはコレクティーボ(乗合タクシー)を利用した。バスと5ペソしか変わらない。前の座先は3人で座るのが一般的なようだ

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オアハカを歩いているとメスカルというメキシコの地酒の試飲をさせてくれた。アルコールの味が苦手なので普通のメスカルはあまり好きではなかったが、パイン味やマンゴー味、ココナッツ味にナッツ味など味付きの酒はめちゃくちゃ美味しかった。
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メスカルの原材料であるリュウゼツランに付く芋虫を揚げたもの。つまみらしい。
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サルデグサール(すりつぶした芋虫とチリパウダーと塩を混ぜたやつ)。オレンジにふりかけて食べるらしいので頂いてみたがオレンジはそのまま食べた方が美味しいと思った。
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市場ではチャプリネスという食用バッタも売っている。人気なようでいろいろなところにあった。おばちゃんに「日本人は犬を食べるかい?」と聞かれたのではっきり否定しておいた。イナゴは食べるよ。
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夜ご飯はトラユダ。でっかいトルティーヤに具を乗せたオアハカ風ピザだ。ボリュームがあり美味しい。
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乗ってたオアハカチーズが完全にさけるチーズの見た目だった
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オアハカでもいくつか海賊版DVDを売る店を見つけた。アラジンとかトイストーリー4がもう売ってるのすごい。
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