24Oダイアリー

旅行の記録

3.15-16 世界遺産の街@ヒヴァ

3.15

 

小刻みに揺れる電車の中で起床し自分の席でナンを食べる。

目の前のおっさん2人と片言のロシア語で会話しソーセージをいただいた。直径10センチくらいのソーセージをスライスしたもので、ジャンクな魚肉ソーセージみたいな味だった。

 

みんなどこからともなくカップやらポットやらやかんやらを取り出しチャイを飲んでいる。

車両の端のところに行きスタッフに尋ねるとカップを出してティーバッグとお湯を入れてくれた。こんなサービスがあったなんて。

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外の景色は何時間もこんな感じだった

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15時前にようやくヒヴァに到着。つい最近まではウルゲンチ駅からバスかシェアタクシーでヒヴァに行くのが一般的だったが、現在はタシケントから直接ヒヴァ駅に行くことができる。

 

Booking.comで予約した宿の場所に行っても何もなく、電話すると全然違うところだという。迎えに来てもらったので助かったが、iPhoneもモバイルバッテリーもほぼバッテリーが尽きかけていたので危なかった。

 

ヒヴァの旧市街を散策。城壁に囲まれた数百メートル四方の小さい街だ。

木彫りの美しい柱があちらこちらに見られる

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高いミナレットもあったり
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パフラヴァン・マフムド廟

旧市街の共通入場券10万ソム(1300円)だけでも充分高いのにそれとは別に1万ソム取るなんて、、、と怒りの入場。
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払う価値ありました。何このお墓めっちゃ綺麗。
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隣の部屋の墓石はガラス越しにしか見ることができない
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敷地内には霊廟が他にもいくつかある
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ちょうど窯からナンを出すところに遭遇したので購入。こちらのナンは薄めが主流らしい。サクサクで美味しい。サービスに唐辛子入りの赤いナンも少しもらった。
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夜ご飯はまたもシャシリーク。ビールに合いそうだ。
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3.16

旧市街の昨日まわりきれなかった(というか夜はあまり開いてなかった)ところを散策。

 

絨毯工房

絨毯工房はもう3回目だ。この女性は今まで見た中で1番作業が速かった。

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メドレセミュージアム

メドレセで使っていた道具などが展示してある。分厚くて字の小さい本や本立て、服など見応えがあった
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朝から空は曇っていたが、とうとう小雨が降り始めた。ヒヴァはホレズム地方にあり、ホレズムとは太陽の国という意味だという。太陽の国で雨に降られるのもレアな体験だとポジティブにとらえることにした。
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ヒヴァで1番高いメドレセに登った。100段ほどの急な階段を登ると旧市街が一望できる。
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旧市街を後にし、昼ごはんはバラック。ホレズム料理のようだ。ペリメニにヨーグルトソースがかかっている。パンと合う。
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午後はヒヴァからヌクスに向かった。

ヌクスはウズベキスタン西部にある自治区カラカルパクスタン共和国の首都である。共和国といっても主権国家ではない。外交権や軍事権を持たず、あくまで自治区である。国ってなんなんだろう……

 

ヌクスに行くにはまずウルゲンチに移動する必要がある。ヒヴァからウルゲンチには1200ソムでトロリーバスが走っている。30kmを15円程度で移動できる素晴らしい乗り物だ。まあシェアタクシーでも5000ソム程度なのだが、、、
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トロリーバスでイケてる靴を発見した。ンキエ。

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1時間くらいでウルゲンチに到着し、そこから歩いてヌクス行きのシェアタクシー乗り場に向かう。

相場は4万ソムとネットには書いてあったが、それはオイルプロブレムだから5万ソム払えと言う。同乗者に聞いてもぼったくりではないと言われたので乗り込む。

こっちらへんの国のタクシードライバーは全く信用していない。

 

途中ガソリンスタンドで一旦降ろされたので、ウズベキスタン人がしょっちゅう食べてる種みたいなやつを買ってみた。ウズベキスタンでは道端のいたるところにこの殻が落ちている。これで2000ソム。
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歯で殻を割って中身を食べるのだが、慣れていないので地元の人の3倍は時間がかかる。節分の豆のような素朴な味で美味しい。

 

3時間くらいでヌクスに到着。駅で先に降りた同乗者が4万ソムしか払っていないように見えたので、若干怒りながらホテルまで行くように指示。俺にだけ料金を上乗せしてる(たぶん)んだからタクシー乗り場じゃなくてホテルまで行けという理屈である。それでも1万ソム分には全くならないのだが……

たった130円のことだが、こちらでは1食分のお金だし何より相場より高い金を取られたという敗北感と大嫌いだ。悪徳ドライバーが得をするということにも耐えられない。奴らをつけ上がらせてはならないのである。

 

ホテルは3泊することになるので1泊12ドルのところを3泊30ドルにまけてくれた。この価格で個室なのは嬉しい。

 

隣接しているカフェで夜ごはんのラグマン 。

キムチのような唐辛子の辛さと少しの酸味を感じる。これがカラカルパクスタンの特徴なのかこの店の特徴なのかは謎である。
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